
←あー掻い痒い
蚤対策として蚤取り首輪をしていたら毛が剥げかけたりしたので、蚤取りシャンプーで洗う程度でした。
わが愛猫ノーラについて、過日 ('98.11.04) パソコン通信の某所に書きこんだ内容です。
引っ越しした猫
以前、健康維持のため散歩しようとするとどこまでもついてくる猫、として紹介した野良猫ノーラですが、今回の我が家の引越し('98.08)でノーラをどうしようか、と侃侃諤諤。結局置いて行っても誰も餌を与えてくれそうに無かったので連れて行く事にしました。
一つ心配だったのが「犬は人につき、猫は家につく」のことわざ。連れて行ってもちゃんと居付いてくれるだろうか、迷子になって本当の野良になってどこかで野垂れ死ぬ事になりはしないだろうか、ということ。でもまぁ案ずるより産むが易しでいこう、とばかり、引越し騒動の途中でひっ捕まえて行くことにしました。
が、2回ほど捕まえかけたものの、凄い抵抗力で逃げられてしまいました。3回目は準備体制を整えて何とか捕まえ、息子と二人で車に乗っけて引越し先まで連れて行きました。夜中の12時ごろだったかな?
取りあえずは家の中に放し、末っ子が見張っていることにして、引越し作業の続きをするために取って返しました。その作業が済んだのが夜中の3時ごろ。帰ってみるとノーラが盛んに外に出たがっているとのこと。いつまでも家の中に置いているわけにもいかず、やむなく玄関を開けました。
最初は門から外に出てキョロキョロ辺りを見まわしウロウロしまくり、結局どっかに駆け出したまま姿が見えなくなりました。
その晩も次の日も姿を現すことは無く、やっぱり引越しは無理だったのかもなぁ、右も左も分からない所で迷子になっているんかもしれんなぁ、悪い事をしたかなぁ、と思い始めていました。
そのまた次の日の晩、念のためと思い、暗がりや道の先のほうに向かって「ノーラ」「ノーラ」と何回か呼んでみたところ、「にゃーご」といいながらひょっこりこっちに駆けてくるではありませんか。
よっぽど腹が減ってたのか差し出した餌を一気に食し、一息ついたところで改めてこっちを恨めしげな目で眺めてまたどこかに行ってしまいました。
迷子になりかけたかもしれないけど運が良かったのか、そもそもそんなに遠くまでは出かけず、家の周りの田んぼや畑の中に潜んでいたのかは分かりませんが、取りあえず家の位置はわかっているようで一安心しました。
その後は何事も無く朝になれば腹が減ったと催促するし、今回の引っ越しで一緒に暮しはじめた私の両親とは初対面だったにもかかわらず、餌をもらえる人と分かれば例のスリスリで愛想しているようです。私の母は元々猫嫌い人間なんですが、近くに居て足元に纏わりつかれると邪険にするわけにもいかないと思うのか、結構仲がよさそうです。
でも以前の通り、家の中には殆ど入ろうとせず、餌をねだるとき以外は知らん顔しているのでそんなにべたべたする事も無くクールな付き合いをしています。
猫は家につく、というけど、時と場合によれば人につくんですね。