写真:JR岡山駅構内 | |
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複雑な形状の分岐器・交差線路の話の前に、基本的なところから。 どこから分岐器・交差線路などという、ごくごく狭い分野に興味を持つに至ったかなんですが、その基本はこれですね。 画面の中央、線路と線路が交差する際にどうしても避けて通れぬのが、もう一方の側から来た車輪が通り抜ける斜めに空いたスペース。この上を車輪が走りぬけるわけですが、単なる線路の継目の空間ではなく、斜めに車輪が抜けて乗る、ちうのが私にとって実に奇妙な感覚を覚えるわけなんです。 多分それを他人に話すと奇異な眼で見られそうだったのでほとんど語ることは無かったんですが、まれにそれに理解を示しそうな友人・知人に話してもイマイチ共感を得られず…ん〜、やっぱ変な趣味なのかなぁ〜なんてね(^^;。 高速で列車が通過する幹線路線などでは、この隙間を無くすためにクロスしている鋭角部分を電動・機械式で動かすものもあるようです。 |
写真:阪神尼崎駅構内(Copyright(C)2000松島宏樹) | |
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分岐器の名称としくみのページにある、分岐器形状各種のうち、「三枝」や「複分岐」ってのをこの目にしたことないので一度見てみたいなぁ、と思ってましたが、シングル/ダブルスイッチの写真を多数提供いただいた松島宏樹さんの写真のうち一枚にすごい分岐器の写真が有りました。 きっちりした(一箇所で分かれる)完全な三枝ではないですが、やっぱりこれ、複分岐の仲間なんでしょうね。連続するクロスの部分の詳細をこの目で見てみたい〜(^^;。 |
写真:(有)阿部軌道分岐器製作所殿家頁より | |
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分岐器の名称としくみのページにある、分岐器形状各種のうち、「三枝」の存在は話には聞いていましたし、小さい頃や航路廃止直前に記念に乗った岡山県玉野市と香川県高松市を結んでいた宇高連絡線にもあったとのことですが、残念ながら写真には撮っていないし、その存在に気づいてもいませんでした。 写真は実際に敷設されたものではありませんが、検索して見つけた(有)阿部軌道分岐器製作所殿家頁にあるものを使わさせていただきました。家頁では「移動式三枝分岐器」という名称が付けられています(移動式、…って何だろ?)。 敷設・実用に供されているものはoomatipalkさんのレイルエンヂニアリングに多数の写真が掲載されていますし、おーしまさんのレール情報局に詳しく解説されています。 |